Black hand

 

幼少の頃、母に滝平二郎画の「モチモチの木」という絵本を読んでもらうのが好きだった。

その本の途中で出てくる大きな真っ黒い手がたまらなく怖くて、たまらなく好きだった。

その影響か、とても影絵が好きな少年だった事を憶えている。

影、昼夜問わず現れては僕を困惑させ、魅了する。

そして何より画面一杯の大きな手が好きだ。

 

“Black Hand” Charcoal on paper 2018

 

仙台 自宅